軽貨物運送業の事業計画書サンプル

1. 事業概要

(1) 事業者概要
屋号(または法人名):○○軽貨物運
・送代表者:氏名(生年月日、略歴)
・所在地:〒XXXX-XXXX ○○県○○市○○町○丁目○番
・開業予定日:令和○年○月○日

(2) 事業内容・
・軽バンを用いた宅配業務
・大手運送会社(A社・B社等)の下請けとして、主にエリア内の住宅および法人顧客への荷物配達
・配送物:ネット通販商品、小口配送品、カタログ商品、定期配達物など
・ターゲットエリア:○○市および周辺地域(配達範囲は大手運送会社が定めるエリアに準拠)

(3) 開業の経緯・目的
近年、EC(電子商取引)市場が拡大し、宅配需要が急増している。その中で、大手運送会社は従来の配送ドライバー不足に加え、地域密着型の小規模下請け業者を積極的に活用している。また、軽貨物自動車を用いることで初期投資を抑えつつ、個人事業主としてフレキシブルなサービス提供が可能となる。こうした市場背景を踏まえ、安定的な収入確保と地域貢献を目指して軽貨物運送業を開業する。

2. 市場環境分析

(1) 業界動向
EC市場拡大に伴い、ラストワンマイル配送の需要が増大
・大手運送会社は慢性的な人手不足を背景に、外注先拡充を推進
・軽貨物車両による個人事業主の参入が増加傾向にあるが、需要は依然高水準

(2) 地域特性
○○市は新興住宅地が増え、若年世代・ファミリー層が増加傾向
・インターネット通販利用率が年々増加
・主要駅前にはオフィスビルや商店が立ち並び、日中帯の法人配送需要も一定数見込める

(3) 競合分析
同エリアには既に複数の個人事業主や小規模配送業者が存在
・差別化要因としては、「時間指定対応力」「顧客対応品質」「事故・遅配率の低減」「柔軟な休日・深夜配送対応」が鍵
・大手運送会社からの直接のアサインメントが期待できるため、一定の受注量は安定的に確保可能

3. 販売・マーケティング戦略

(1) 主要顧客・
・大手運送会社:A社、B社
→ 月単位・日次単位での固定配達業務を受託する想定
・将来的には個別企業(中小EC事業者)への直接提案も検討

(2) 営業戦略
開業時点:A社からの下請け依頼を想定(口頭内諾取得済みの場合は明記)
・開業後、実績積み上げと顧客満足度向上により、他社(B社、C社など)への営業展開
・地域内のEC関連セミナーや異業種交流会に参加し、ネットショップ運営者との関係構築を図る

(3) 販売計画
開業初年度:月あたり約XX個~XX個の配送件数(大手運送会社より月次目標提示予定)
・2年目以降:他社下請け先を増やし、配送件数を年率5~10%増加見込み

4. サービス・オペレーション計画

(1) 用意する車両・設備
軽バン1台(購入費:300万円程度想定。新車または中古優良車両)
・ドライバーは代表者1名(開業時は自営1人体制)
・配達用ツール:ハンディスキャナ(大手運送会社から貸与の場合はレンタル費考慮)、スマートフォン、ナビ、保冷ボックス(必要な場合)など

(2) 業務フロー
朝:大手運送会社の支店・センターにて荷物受領
・配達ルートの確認、効率的なルート計画立案(地図アプリ・ナビ使用)
・午前・午後便に分けて配送、時間指定件数優先対応
・配達完了報告・不在票対応・再配達依頼対応
・夕方:当日業務終了後、現場締め処理

(3) サービス品質管理
時間指定厳守、丁寧な荷物取扱い、顧客への迅速な再配達対応
・不在配達削減策(事前連絡、再配達予約システム活用)
・万一の事故・紛失・破損時の迅速な対応(運送保険加入)

5. 組織・人材計画

・開業時点では代表者1名体制
・将来的に配送物量増加に伴い、契約ドライバーやアルバイトスタッフの増員を検討
・ドライバー教育:大手運送会社の研修参加、法令順守・安全運転教育実施

6. リスク分析と対応策

(1) リスク要因
受注件数の変動や景気後退による需要減少
・交通事故・車両故障・自然災害による配達遅延やコスト増
・競合増加による単価下落圧力

(2) 対応策
複数社との取引によるリスク分散
・車両メンテナンスの徹底・車両保険、運送保険、任意保険加入
・運送効率化によるコストダウン(配送ルート最適化)
・定期的な顧客満足度向上策の実施(トラブル時の迅速対応)

7. 資金計画

(1) 初期投資資金
車両購入費用:300万円(想定)
初期登録費用・開業費用:50万円程度
運転資金(数か月分):150万円(燃料費・駐車場代・通信費・保険・人件費相当)
合計:約500万円

(2) 融資希望額
500万円(うち車両購入費300万円、運転資金200万円)

(3) 資金使途
車両購入費:300万円
開業関連費用(各種届出、備品、広告宣伝など):50万円
数か月分の運転資金(燃料、保険、通信費、生活費補填等):150万円

(4) 売上・収支計画
月間売上目標:40万円~50万円程度
(1日80~100個配達、1個あたり約150~200円の受取単価想定)

月間経費:
燃料・保険・通信・駐車場・車両維持費等で15万円~20万円程度
月間営業利益:20万円~30万円程度を想定

初年度は売上安定化まで数か月かかるものの、年末繁忙期等で増収を目指す
2年目以降、取引先拡大・配送効率化で利益率向上を図る

8. 成長戦略

開業後1年:A社案件を軸に安定した稼働確保
2年目以降:B社・C社からの追加受注獲得
3~5年後:車両増設やドライバー雇用による配送ネットワーク拡充
将来的な法人化検討や地域密着型定期便事業への発展も視野

事業計画書の作成代行

事業計画書作成代行(簡易版)

作成物
パワーポイント10~15P
(+創業計画書など必要な書類)

19,800円(税込)

投資家向け事業計画書作成料金

パワーポイント20P前後
5~10カ年収支計画
キャッシュフロー計画
資本政策表

5~8万円

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5カ年収支計画
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(+創業計画書など必要な書類)

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事業計画書作成代行(簡易版)


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