アプリ開発業の投資家向け事業計画書サンプル

1. 事業概要

本事業は、AI技術を活用したファッションコーディネート支援アプリを開発・リリースすることを目的としています。
シードの段階で1,000万円の資金調達を目指し、その資金はアプリ開発と初期マーケティングに使用されます。
創業メンバーはCEO1名、CTO1名で構成されます。
将来的にはIPOを視野に入れ、事業規模を拡大していく予定です。

2. 市場分析

ファッション市場は常に変化し、消費者のニーズに応えるために新しい技術が求められています。
AIによるファッションコーディネートアプリは、個々のユーザーの好みやトレンドを把握し、パーソナライズされたコーディネート提案が可能です。
この市場は急速に成長しており、今後も拡大が見込まれます。

3. 製品とサービス

本アプリは、AI技術を駆使してユーザーのファッションコーディネートをサポートします。
ユーザーのプロフィール、好み、ウェアラブルアイテムの画像をもとに、最適なコーディネートを提案。
また、アプリ内で気に入ったアイテムの購入も可能とし、利便性を追求します。

4. マーケティング戦略

初期段階では、SNSやインフルエンサーとのコラボレーションを通じて、ターゲット層にアプリの存在を認知させます。
また、無料トライアル期間を設けることで、アプリの利便性や価値を実感してもらい、口コミで拡散させる戦略を取ります。

5. 開発計画

アプリ開発には、外部の開発会社と協力して進めます。
開発期間は約6ヶ月を見込んでおり、その後のテスト・デバッグ・改善にも充分な時間を確保します。
開発費の一部はシードラウンドで調達した資金で賄われる予定です。

6. 資金調達

シードラウンドで1,000万円の資金調達を目指し、投資家やVCとの協議を行います。資金の使途は以下の通りです。
アプリ開発費用: 600万円
初期マーケティング費用: 300万円
人材採用およびオペレーション費用: 100万円

7. 収益モデルと財務予測

収益モデルは、アプリ内でのアイテム購入に対する手数料と、プレミアムサービスへの定額課金を採用します。

初年度での売上目標は3,000万円、利益率は20%を見込んでいます。
その後も年々売上を伸ばし、5年後には年間売上20億円を目指します。

8. チームと組織構造

創業メンバーは、経営戦略を担当するCEOと技術開発を担当するCTOで構成されます。
資金調達後は、開発チームやマーケティングチームを拡充し、組織体制を強化していきます。

9. リスク分析

本事業には以下のリスクが存在します。
競合他社による類似アプリの登場
AI技術の進化による開発コストの変動
ファッショントレンドの変化に対応できないリスク

これらのリスクに対処するために、競合分析や市場調査を継続的に行い、アプリの改善やアップデートを進めていく予定です。

10. 成長戦略と将来展望

事業を成長させるためには、国内外への展開やアプリ機能の拡充を検討します。
また、ファッションだけでなく、インテリアや美容分野への展開も視野に入れ、事業領域を拡大していく計画です。

将来的にはIPOを目指し、更なる資金調達や事業拡大を図っていく予定です。
IPOを達成することで、さらに多くのユーザーにサービスを提供し、ブランド力を高めることができます。

また、パートナーシップ戦略も重要です。ファッションブランドや小売業者と提携し、アプリ内でのアイテム販売を促進することで、売上向上を目指します。

さらに、AI技術を活用した新たなサービス開発や技術提携により、競合他社との差別化を図ります。

長期的には、スマートフォンアプリのみならず、ウェアラブルデバイスやAR/VR技術との連携を検討し、ユーザー体験の向上に努めます。

これらの取り組みを通じて、業界をリードする企業として成長していくことを目指しています。

11. 5カ年収支計画

以下に、5カ年収支計画を提示します。
各年の売上、経費、利益を見積もっていますが、実際の数値は市場状況や事業の進捗によって変動する可能性があります。

年度/売上/経費/利益
1年目/3,000/2,400/600
2年目/6,000/4,500/1,500
3年目/12,000/8,400/3,600
4年目/24,000/16,800/7,200
5年目/50,000/35,000/15,000
(単位:万円)

【年度ごとの概要】
1年目:アプリ開発とリリースに注力し、初期マーケティングでユーザー獲得を行います。
売上は3,000万円、経費は2,400万円、利益は600万円を見込んでいます。

2年目:ユーザー基盤の拡大と、パートナーシップの強化を行います。
売上は6,000万円、経費は4,500万円、利益は1,500万円を見込んでいます。

3年目:国内外への展開やアプリ機能の拡充を行い、さらなるユーザー獲得を目指します。
売上は12,000万円、経費は8,400万円、利益は3,600万円を見込んでいます。

4年目:事業領域の拡大を図り、インテリアや美容分野への展開を行います。
売上は24,000万円、経費は16,800万円、利益は7,200万円を見込んでいます。

5年目:さらなる事業拡大を図り、年間売上50,000万円を目指します。経費は35,000万円、利益は15,000万円を見込んでいます。

この計画に基づいて、資金調達や事業の推進を行い、将来的なIPOを視野に入れた事業拡大を目指していきます。
5カ年収支計画においては、収益性を高め、利益を積み上げることに重点を置いています。また、各年度ごとに事業の拡大や成長を見込んでいるため、売上が年々増加していくことを予測しています。

この5カ年収支計画に沿って、次のような取り組みを実施していきます。
効果的なマーケティング戦略の実施:
インフルエンサーやSNSを活用し、ターゲット層にアプリの存在を広め、ユーザー獲得を促進します。

優れたユーザーエクスペリエンスの提供:
アプリの使いやすさや機能性を向上させ、ユーザーの満足度を高めます。

パートナーシップの構築:
ファッションブランドや小売業者と提携し、アプリ内でのアイテム販売を促進することで、売上を向上させます。

新市場への進出:
国内外での展開を進め、アプリの普及を促します。また、インテリアや美容分野への展開も視野に入れ、事業領域を拡大します。

技術革新の追求:
AI技術やウェアラブルデバイス、AR/VR技術といった最新技術を活用し、ユーザー体験をさらに向上させます。

このような取り組みを通じて、5カ年収支計画を達成し、事業の成長を実現していくことを目指します。
また、計画達成に向けて柔軟に戦略を見直し、適切な意思決定を行うことで、業界をリードする企業としての地位を築いていきます。

12. 資本政策

資本政策は、企業の資金調達や資本構成を適切に管理し、事業戦略を実現するための重要な要素です。

以下に、当社の資本政策を示します。

資金調達戦略シードラウンドでの資金調達を第一段階とし、投資家やVCから1,000万円を調達することを目指します。これにより、アプリ開発費用や初期マーケティング費用、オペレーション費用を賄います。
将来的には、事業拡大や新規プロジェクトの立ち上げに伴い、追加の資金調達を検討します。
具体的には、シリーズAやシリーズBの資金調達ラウンドを実施し、新規投資家や戦略的パートナーから資金を集めます。

資本構成当社の資本構成は、創業者が主要株主であり、投資家やVCから調達した資金により支えられる形を取ります。

資本の適切な配分により、企業価値の最大化を目指します。

配当政策当社は、初期段階では配当を行わず、利益を再投資し、事業拡大や技術開発に注力します。

中長期的には、業績が安定し、企業価値が高まった段階で、配当政策を検討し、株主への利益還元を行います。

株主価値の最大化当社は、株主価値の最大化を重要な目標とします。
事業成長や市場シェアの拡大を図ることで、企業価値を高め、株主に対するリターンを向上させます。
また、適切な情報開示やコーポレートガバナンスの強化にも努めます。

IPOを視野に入れた資本政策当社は、中長期的な視点でIPOを目指し、資本市場での資金調達や事業拡大を図ります。
IPOに向けて、財務状況の健全性や経営体制の整備を進め、資本市場からの評価を高めることを目指します。

この資本政策を実行に移すことで、事業の成長と持続的な価値創造を目指します。

資本政策の適切な管理により、以下の目標を達成することが期待されます。

事業戦略の実現:
資金調達を通じて、アプリ開発や市場投入、新規市場進出など、事業戦略を効果的に推進します。

リスク管理:
資本構成の最適化により、金融リスクや運営リスクを適切に管理し、事業の安定的な運営を支えます。

株主との信頼関係の構築:
適切な情報開示やコーポレートガバナンスの強化に努めることで、株主との信頼関係を構築し、長期的なパートナーシップを築きます。

持続的な成長と価値創造:
利益を再投資し、技術開発や事業拡大に注力することで、持続的な成長と価値創造を実現します。


資本政策は、事業戦略や企業価値と密接に関連しており、その適切な運用が重要です。当社は、資本政策を柔軟に見直し、市場環境や事業状況に応じた最適な資本構成を維持し、事業の成長と株主価値の最大化に努めます。
将来的なIPOに向けて、財務状況や経営体制の整備を進め、資本市場からの評価を高めることを目指していきます。

事業計画書の作成代行

事業計画書作成代行(簡易版)

作成物
パワーポイント10~15P
(+創業計画書など必要な書類)

19,800円(税込)

投資家向け事業計画書作成料金

パワーポイント20P前後
5~10カ年収支計画
キャッシュフロー計画
資本政策表

5~8万円

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パワーポイント15P前後
5カ年収支計画
キャッシュフロー計画
(+創業計画書など必要な書類)

5万円

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