パーソナルトレーニング開業の事業計画書見本

1.概要

この事業計画書は、渋谷駅近くにパーソナルトレーニングジムを開業するためのビジネスプランを提案するものです。
このジムは、女性を主要なターゲットにしており、ダイエットや体型維持、代謝の向上などのニーズに対応するためにトレーニング機器での指導だけでなく、ストレッチや食事管理なども提供します。
利用料は1回60分で8,000円です。
自己資金200万円と日本政策金融公庫からの創業融資500万円で、初期費用と当面の運転資金を確保します。

2.マーケティング戦略

2.1ターゲット市場の特定
当ジムの主要なターゲット市場は、渋谷駅周辺の女性層で、年齢層は20代から40代を想定しています。
この層は、健康的なライフスタイルを維持するためにトレーニングジムを利用することが多く、当ジムの提供するサービスに関心を持つでしょう。

2.2マーケティングコミュニケーション戦略
当ジムは、SNSを活用して顧客獲得に取り組みます。InstagramやFacebookを通じて、トレーニングやストレッチの映像や写真を発信し、ジムの雰囲気やトレーニングの効果をアピールします。
また、開業時には、特別なオープニングイベントを開催する予定です。このイベントでは、ジムの利用体験や、トレーニングや食事管理のアドバイスなどを提供することで、新規顧客の獲得を狙います。

2.3提供するサービスの強みのアピール
当ジムの強みは、トレーニング機器での指導だけでなく、ストレッチや食事管理のアドバイスも提供することです。これにより、顧客の目的に応じて最適なサポートを提供することができます。
また、利用料が1回60分で8,000円という価格帯は、競合他社と比較しても非常にリーズナブルであるため、この点もアピールポイントとして位置付けます。

2.4口コミの活用
当ジムは、口コミによる顧客獲得にも注力します。定期的に、ジム内でのトレーニングやアドバイスに関するアンケートを実施し、顧客の声を拾い上げます。
また、顧客の満足度を高めるために、丁寧なカウンセリングや、トレーナーとの密なコミュニケーションを図ることで、顧客満足度を向上させ、口コミにつなげます。

2.5インフルエンサーマーケティング
当ジムは、渋谷駅周辺のインフルエンサーやブロガーに協力してもらい、ジムのサービスや雰囲気を紹介してもらいます。
彼らがインスタグラムやブログでジムの様子やトレーニングメニューを紹介することで、当ジムの知名度を高めることができます。

2.6SEO対策
当ジムのウェブサイトには、SEO対策を施し、検索エンジンからのアクセスを増やします。
例えば、キーワードとして「ダイエット」「渋谷」などを設定し、ユーザーが検索した際に当ジムが上位に表示されるようにします。

3.販促戦略

3.1ポイントカードの導入
当ジムでは、ポイントカードを導入し、利用者にポイントをためることで、トレーニングやストレッチの無料利用や、サプリメントのプレゼントなどの特典を提供します。
ポイントカードは、顧客のリピート率を高めるための販促ツールとして活用します。

3.2キャンペーンの実施
定期的にキャンペーンを実施し、新規顧客の獲得に取り組みます。
例えば、友達紹介キャンペーンや初回利用割引などのキャンペーンを実施することで、顧客獲得につなげます。

3.3フリーレッスンの提供
開業時には、フリーレッスンを提供することで、ジムのサービスやトレーニング内容を知ってもらいます。また、フリーレッスン中に、トレーナーとのコミュニケーションを図ることで、利用者との信頼関係を構築します。

3.4オリジナルグッズの販売
当ジムオリジナルのTシャツやトレーニングウェア、ドリンクボトルなどのグッズを販売することで、顧客のロイヤリティを高めます。
また、ジム内でのトレーニング時に着用することで、ジムのブランドイメージを広めることができます。イベントの開催ジム内でのトレーニングイベントや、外部のイベントに参加することで、当ジムの知名度を高めます。
また、参加者に向けたサンプリングやプレゼントなどを行うことで、顧客獲得につなげます。

4.ペルソナ

名前:田中美紀(たなか みき)
年齢:28歳
職業:会社員
家族構成:独身
趣味:旅行、音楽鑑賞、読書
住所:東京都渋谷区宇田川町
年収:500万円

【特徴】
・健康的なライフスタイルを意識しており、週に3回程度ジムでトレーニングを行っている。
・ダイエットや体型維持を目的としており、トレーニングの他に食事管理にも気を配っている。
・ストレスがたまりやすく、ジムでのトレーニングがストレス発散にもなっている。
・トレーニングは個人的な時間として捉えており、自分のペースでトレーニングを進めたいと考えている。

【ニーズ】
・ジムでのトレーニングに対して、効果的な方法や、食事管理についてアドバイスを求めている。
・ジムに通うことで、健康的なライフスタイルを維持し、ストレス発散にもつなげたいと考えている。
・忙しい日々の中で、効率的にトレーニングを行いたいと考えている

。このように、当ジムの主要ターゲットである女性には、健康的なライフスタイルを意識している人が多く、ダイエットや体型維持を目的としていることがわかります。
また、トレーニングは自分のペースで行いたいと考えており、効率的なトレーニング方法や食事管理についてアドバイスを求めていることがわかります。
これらのニーズに合わせて、当ジムはトレーニングだけでなく、ストレッチや食事管理にも力を入れることで、顧客満足度の向上につなげることができます。

5.開業までのスケジュール

【1ヶ月前】
・渋谷駅周辺での物件探し
・ジム内装の購入や、トレーニングマシンの発注など、物品購入の準備
・スタッフ採用の準備、求人募集の開始
・開業告知のためのプレスリリースや広告宣伝の準備

【2週間前】
・ジム内装のリフォームが完了するよう、工事業者とのスケジュール調整
・トレーニングマシンの設置が完了するよう、納品業者とのスケジュール調整
・スタッフ採用の面接、選考の実施
・開業告知のための広告宣伝やSNSの投稿の準備

【1週間前】
・スタッフ研修の実施
・オープン前の内覧会の実施
・プレスリリースや広告宣伝の配信開始
・オリジナルグッズの準備

【開業日】
・開業セレモニーの実施
・初日の顧客対応の準備
・ポイントカードやキャンペーンの準備

【1ヶ月後】
・顧客アンケートの実施、フィードバックの反映
・販促活動の実施、キャンペーンの開催
・スタッフのモチベーション維持のため、社内研修の実施
・ジム内の設備点検、修理、メンテナンスの実施

【まとめ】
開業までのスケジュールでは、渋谷駅周辺の物件探しや、ジム内装やトレーニングマシンの準備、スタッフ採用や広告宣伝など、開業に必要な準備を段階的に進めていきます。また、開業後も、顧客アンケートや社内研修、設備点検やメンテナンスなど、事業の継続的な運営を考えて、スケジュールを組む必要があります。

6.開業資金計画

物品購入費用トレーニングマシンや器具の購入費用:300万円
ジム内装の購入費用:100万円
事務用品などの購入費用:50万円
計:450万円

店舗関連費用敷金、礼金、保証金:500万円
リフォーム費用:100万円
計:600万円

人件費用初期スタッフ採用費用:50万円
初期研修費用:20万円
計:70万円

その他費用保険料:20万円
光熱費:30万円
その他諸経費:30万円
計:80万円

初期費用:450万円 + 600万円 + 70万円 + 80万円 = 1,200万円

7.財務プラン

7.1収益予測
当ジムは、1回のトレーニング利用料が8,000円で、月間平均利用回数が30回であると仮定すると、月間収益は240万円になります。
また、固定費として、賃料や人件費、水光熱費などを考慮すると、月間費用は約150万円となります。
このように考えると、月間の利益は約90万円になります。

7.2資金調達
当ジムの開業には、自己資金200万円と日本政策金融公庫からの創業融資500万円を利用する予定です。
これにより、開業時に必要な設備や物品の調達、事業運営のための運転資金などを確保します。

7.3収支のバランス
当ジムは、開業当初は収益が上がらないため、赤字経営になる可能性があります。
しかし、顧客獲得に努めることで、利益を上げていくことができます。また、効率的なコスト管理や販促活動などを行うことで、収支のバランスを取りながら、事業を拡大していく予定です。

8.3年間の収支計画

【収益】
1年目:約1,000万円
2年目:約1,500万円
3年目:約2,000万円

【原価】1年目:約400万円
2年目:約600万円
3年目:約800万円

【販管費】
1年目:約400万円
2年目:約500万円
3年目:約600万円

【減価償却費】
1年目:約150万円
2年目:約200万円
3年目:約250万円

【税金】
1年目:約50万円
2年目:約100万円
3年目:約150万円

【当期利益】
1年目:約250万円
2年目:約500万円
3年目:約700万円

【まとめ】
当ジムの3年間の収支計画では、1年目は約1,000万円の売上高が見込まれ、原価約400万円、販管費約400万円、減価償却費約150万円、税金約50万円を考慮して、当期利益は約250万円となります。

2年目以降は、顧客数の増加に伴い、売上高が上昇することが見込まれ、それに伴って、原価、販管費、減価償却費、税金も増加します。

当期利益も、2年目には約500万円、3年目には約700万円となる見込みです。事業拡大や新たなサービスの提供など、さらなる収益増加のための戦略の検討が必要です。

事業計画書の作成代行

事業計画書作成代行(簡易版)

作成物
パワーポイント10~15P
(+創業計画書など必要な書類)

19,800円(税込)

投資家向け事業計画書作成料金

パワーポイント20P前後
5~10カ年収支計画
キャッシュフロー計画
資本政策表

5~8万円

融資に関する事業計画書作成料金

パワーポイント15P前後
5カ年収支計画
キャッシュフロー計画
(+創業計画書など必要な書類)

5万円

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